中学受験に早期教育はいらない?国語力=家庭力なのか

「中学受験に早期教育はいらない…2026年の入試問題を見ればわかる"本当に頭のいい子"が育つ家庭力の中身」という記事がありました。昨今の入試問題は、「これまでどのような学習をしてきたのか」という学びの姿勢を見るようになっている。好奇心と粘り強さがなければ太刀打ちできない、つまり、家庭力が問われているとのことです。

 

記事では、家庭力の重要性は国語入試でも顕著だとありました。例として、今年の豊島岡の物語文『丘の上の洋食屋オリオン はなむけのひと皿』で、飼い猫の死に直面した大人の心情が問われたことが挙げられています。「日ごろから大人とどこまで深い話をしてきたかが大きい」というのは、確かにそのとおりでしょう

 

中学受験の国語において、物語文の最頻出テーマが「他者理解」であることはもはや常識となっています。ペットの死は子供でも想像しやすく、むしろ易しいくらいでしょう。シングルマザーの心情や、江戸時代の武士の設定など、上位校ではさらに難しいものも珍しくないからです。

「物語文の最頻出テーマは『他者理解」」「入試で問われる『他者への理解』《市川の場合》」をご参照ください。)

 

この傾向に対応するには、意識的に多くの作品に当たらなければなりません。ただ当たるのではなく、入試で使える知識として定着させるために、そのテーマについて会話するのが効果です。早く勉強を進める早期教育が一概に悪いとは言えませんが、より大切な「深い勉強」には、年齢が上がらないと難しいこともあるでしょう。

「子供の国語力は家庭で決まる?」をご参照ください。)