子供の国語力は家庭で決まる?

「子供の国語力は『学校よりも家庭が重要』」という記事がありました。親御さまが子供に対する接し方に配慮すると、子供の国語力は大きく伸びるとのこと。子供の国語力につながるのは家庭の言葉であり、家庭の文化が子供の人生を大きく規定するそうです

 

記事では、家庭における会話の量は、子供の発育にとって非常に大事とありました。この点はまったく同感で、大人と会話ができない子供は、国語で苦戦する傾向にあります。国語のテストでは、子供同士の会話には現れない語彙を駆使しなければならないからです。

「語彙力アップの秘訣は『大人との会話』」をご参照ください。)

 

共稼ぎの増加で、家庭教師や個別指導を利用する家庭も増えています。マンツーマンの場合、教師と歳が離れていて、話しづらいこともあり得ますが、歳が近くて話しやすくても、友達言葉の延長線では国語力につながりません。筆者も出題者も採点者も大人ですから、大人の意図を理解し、大人に伝わる言葉で解答できるように、国語力を高めましょう

 

テレビや新聞を見て、大人の話題を子供と共有することで、論説文に登場する主題・テーマに慣れるのも有効です。また、親が「読み聞かせ」をしないで、子供に読書を強いることはできません。家庭での習慣が文化となって、子供の国語の成績に表れると考えられます

「子供の学習習慣は『親の関わり方』で決まる」をご参照ください。)