子供の学習習慣は「親の関わり方」で決まる

夏休みも終盤に差し掛かりましたが、計画していた勉強は、どれくらいできたでしょうか。時間があるからといって、急に勉強がはかどることはありません。長期休暇を有意義に過ごすためにも、日頃の学習習慣が大事だったと、実感された方も多いと思います。

 

国語には完成・完璧という水準はないので、コツコツ継続して取り組むしかありません。読み・書き・計算は、筋トレのようなもので、才能より努力で習得するものです。低学年から学習を習慣化できていれば、努力を苦痛に感じることが少なくなるでしょう。

 

学習の習慣化は、子供に任せることはできず、親が積極的に関わらなければなりません。国語では、まず親が文章を読むこと、そして子供と一緒に読むことが、とても大事です。また、テレビや新聞を見て、大人の話題を子供と共有することで、論説文に登場する主題・テーマに慣れるのも有効でしょう。

 

物語文では、低学年からの「読み聞かせ」が威力を発揮します。親が「読み聞かせ」をしないで、いきなり子供に読書を強いることはできません。高学年になっても、親子で一緒に音読することは有効です。文や段落ごとに交替するなど、工夫して音読し、子供が文章を読むハードルを下げていきましょう。

 

学習習慣が身につけば、インプットの量が安定するので、記述問題などアウトプットの練習へスムーズに進めるようになります。