国語が集団授業で伸びない理由

「国語が伸びない子に効く!東大生“対話式”の学習法」という記事がありました。国語の成績が伸び悩む子供は、問題を「なんとなく」で解き続けてしまう。読解力や思考力が問われる入試問題が増える今、“雰囲気で挑む”国語では通用しないというのです。

 

記事では、教える側の問題として次の点が挙げられていました。

大人は目の前の文章をわかりやすく“説明”することに終始しがち

・子供がそれを自分ごとに落とし込み、別の場面で再現するのは至難の業。

・それができる子なら、すでに高い国語力を持っているはず。

まさに、国語が得意な子は集団授業でも伸びますが、苦手な子は集団授業だけでは伸びにくい理由です

 

カギとなるのは「再現性」です。国語は〇✕が明確でないため、我慢強く△を拾っていかなければなりません。初見の文章でも、一定の確率で正解に近づく力が求められます

 

記事では、「なんとなく」の壁を乗り越えるカギは「対話」とありました。完全マンツーマンの個別指導は、集団授業ではできない「対話」を補完し、生徒の考えを言語化させます。選択肢問題では解答の根拠を、記述問題では部分点を狙える要素を深掘りし、自力で正解に近づく「再現性」を養いましょう

「勉強の黄金比は『インプット3割:アウトプット7割』」をご参照ください。)