東大合格女子校ランキング

「東大合格女子校ランキング」という記事がありました。2025年の東大合格者数について、桜蔭が前年から▲11人減ったものの52人でトップ。注目は、女子学院と並ぶ28人で2位に躍進した洗足学園でした

 

驚くべきは、28人全員が現役で、しかも理Ⅲに2人合格していることです。女子新御三家と言われる豊島岡19人(61)・鷗友学園7人(52)・吉祥女子3人(54)の実績を大きく上回りました(カッコ内は第1回入試のSAPIX偏差値)。既に2月1日入試のSAPIX偏差値は10年前の52から56へ急上昇しており、更なる難化が見込まれるでしょう。2026年から2月5日入試が廃止されるのも、学校側の自信の表れかもしれません

 

当ブログでは、「過去問からわかること」シリーズで洗足学園と吉祥女子を紹介しました。女子校の国語の入試問題は、男子校と比べると長い&難解なものが多いです。両校とも大人でも厳しい抽象度の高い文章が出ていますが、吉祥女子の入試難易度からすると、東大合格者数で洗足学園とここまで差がつくのは不思議に思います。

「過去問からわかること《洗足学園の場合》」「過去問からわかること《吉祥女子の場合》」をご参照ください。)

 

神奈川県下では、聖光学院・横浜翠嵐・浅野も目覚ましい実績を上げています。以前であれば、片道1時間程度かけて都内難関校に通っていた層も、タイパ重視の流れで、地元志向が進んでいるようです。これらの学校では受験指導も東大に向いているので、鉄緑会に通わない選択肢を提供しているのです