「偏差値は『まあまあ』なのに中学受験を撤退したのはなぜ? 高校受験に切り替えたママたちの座談会」という記事がありました。中学受験の過酷さに直面し、途中で高校受験へと舵を切ったエピソードが紹介されています。
■「偏差値至上主義」の怖さ
記事では、難関校対策のブランド塾に通ったものの、塾の拘束時間が短い分、家庭でやることが多く、宿題が非常に難しい。偏差値もクラスも上がらず、転塾を提案したところ、本人が「他の塾に行くなら受験をやめる」と言い出した事例が紹介されていました。
特に印象的だったのは、親にその気がなくても、子供がいつの間にか「偏差値至上主義」に染まってしまう点です。子供が「偏差値が高い学校に行くのが正義だ」「自分の塾はSAPIXより上だ」と謎のマウントを取るようになってしまったという話は、リアルな怖さを感じます。
■ 高校受験での「内申点」「英語」の壁
高校受験に切り替えれば楽になるかというと、そう甘くはありません。記事では、上位の都立高校を目指して、「親が見張って内申点を上げる」「内申点対策の塾に通わせる」という声もありました。しかし、これから思春期を迎える子供が、公立中学で提出物・授業態度・定期テストをきちんと積み上げて「いい子」でいられるかは、神のみぞ知るところです。
加えて、高校受験の大手塾では「小学生のうちに英検2級を目標にする」という話もありました。2級までは行かなくても、3級や準2級を小学生のうちに取ることは今や珍しくありません。中学受験とは別の競争が、既にスタートしているのです。
■ 人生には3回の受験チャンス
中学受験と高校受験、どちらの選択にも「楽な道」はありません。一部のご家庭に限られる小学校受験を除いて、人生には中学・高校・大学と3回の受験チャンスがあります。大切なのは、お子さまの性格や発達段階に合わせて、3回のうちのどこでチャレンジするか、戦略的に考えることでしょう。
(「人生には3回の受験チャンス」をご参照ください。)
