2026年合格実績に見る「SAPIX離れ」は本当?

2026年の中学入試が終了しました。例年のことですが、合格の報告をいただくのはとても嬉しいものです。第1志望に合格するのは凡そ3割と言われますから、ほとんどの中学受験生が不合格を経験します。辛い経験も含めて「良い中学受験だった」と言えるように導くのが、大人の責任でしょう

 

良い中学受験となるかを左右するファクターとして、①塾選び、②受験校選び、③過去問対策の3つが挙げられます。①塾選びに関しては、直近の合格実績が気になるところでしょう。2026年はSAPIXの合格実績の減少(開成▲35名、筑駒▲18名、渋幕▲70名、聖光▲33名)が話題になると思います

 

今後「SAPIX離れ」の記事が書かれるでしょうが、私は「SAPIXが大衆化して、カリキュラムに合わせられる子供が頭打ちになった」と解釈しています。塾のカリキュラムを登山に例えるなら、急勾配を一気に登るSAPIXルート、緩やかな坂を着実に登る日能研ルート、その間で荷物(宿題)の多い早稲アカルート、といった違いがあります。どのルートを選んでも、最終的に到達する先は同じ入試問題ですから、お子さまの成長スピードに合わせた選択をしてください

「『塾歴社会』の歩き方」をご参照ください。)

 

国語では、精神年齢が読解力に影響するので、発達段階に合わせた学習が必要です。国語の成績が上がる時は、坂道のように少しずつ上がるのではなく、階段のように急に上がります。SAPIXの教材が優れているのは確かですが、お子さまの成長曲線に合っているか、見極めることも大切です。

「塾選びのポイントは『面倒見のよさ』か?」をご参照ください。)