親を悩ませる“前受け”のコスパとリスクは?

「『絶対に行かない学校』を受験する意味はある? 親を悩ませる“前受け”のコスパとリスク」という記事がありました。東京(2/1~)の中学受験生にとって、埼玉(1/10~)・千葉(1/20~)での前受けには、本番の雰囲気に慣れる、合格で安心感が得られるなどのメリットがある。一方、直前期の時間ロスや費用、メンタル面の負担といった不安も無視できないとのことです

 

記事では、前受けのメリデメを以下のようにまとめていました。

✅メリット:本番慣れ、安心感、学力確認

✅デメリットやリスク:時間、費用、体調、メンタル負荷

この中で私は「学力確認」と「時間」を特に強調したいです。12月上旬の模試を最後に、ライバルとの力関係が見えなくなり、過去問だけを頼りに戦っていることでしょう。前受けの結果で集団での立ち位置を確認し、2月入試の受験校を最終決定するのが正しい戦略です

「6年生は偏差値からさよなら」をご参照ください。)

 

「学力確認」のためには、易しすぎず・難しすぎない受験校を選んでください。昨年は開智2校と淑徳与野の高倍率が話題になりましたが、今年の出願状況は「前年並みからやや減少」の学校が多く、落ち着いているようです。塾からやたらたくさん受けるような指導も減ってきたのであれば、良い傾向と言えるでしょう。

 

進学先の選択では、通学時間だけでなく、部活での県内移動にも注意すべきです。例えば運動部では、学校よりも遠くの試合会場まで行くのに、とんでもない時間がかかるリスクがあります。最終的に東京の学校を選ぶケースが多いことを踏まえれば、直前期も落ち着いて家庭学習する「時間」を確保し、ルーティーンを守ることも賢い選択です

「入試までラスト2週間をどう過ごす?」をご参照ください。)