日比谷の躍進で高校受験が人気に?

「東大合格で大躍進の日比谷高校」という記事(校長先生インタビュー)がありました。昨年比21人増の81人が東大に合格し、全国トップ5に入るのは55年ぶりの快挙です。横浜翠嵐の74人(30人増!)と合わせて、公立高校の躍進と言われています。

 

この結果から、「中学受験より高校受験」派が勢いを増すでしょう。子供が伸びるタイミングは人それぞれなので、選択肢が増えるのは良いことだと思います。中学受験組にとっても、優秀層が高校受験を目指してくれれば、競争が和らぐ点で歓迎すべきかもしれません

 

校長先生の話の中で、私が注目したのは次の点です。

「生徒の約2割は帰国子女。目立つのは国立中・私立一貫校から受け直してくる生徒。特に共学志向の女子が増えている。」

ということは、東大合格の81人にも、帰国子女や中学受験経験者が相当含まれていると想像されます

 

確かに、2番手校の東大合格者を見ると、都立西は2人増の19人、湘南は2人減の18人で、大きな変化は見られません。したがって、高校受験組のトップ層が、日比谷と横浜翠嵐に集中していると言えそうです。日比谷に合格する生徒の多くは、内申がオール5に近いでしょうから、まじめな優等生タイプが日比谷に集まっているのでしょう。