6年生11月の四谷大塚 合不合判定テストは、国語の平均点が95.7点(150点満点)、得点率64%でした。他科目と比べても平均点が高く、ほっとする内容です。ただし、男女別では、男子92.4点・女子99.7点で7.3点も差がついています。
物語文では、女子高校生の友情がテーマだったので、男子には不利だったかもしれません。女子の間の微妙な気遣いは、多くの男子小学生には「???」なのでしょう。たくさんの文章に触れることで、女心を勉強するしかなさそうです。
(「SAPIXテスト物語文『女子の心情把握』は男子に不利?①」をご参照ください。)
物語文の記述問題は、傍線部の直前をまとめる簡単なものでした。論説文の記述問題は、傍線部から少し離れた場所に「解答の要素」があり、得点率が下がっていますが、ヒント付きなので難しくはないでしょう。前回ブログ「SAPIXテスト 平均点が衝撃の4割!」で紹介した5年生11月のSAPIXオープンと比べると、同じ50分で、合不合判定テストは50~60字程度の記述問題が2題、SAPIXオープンは40~100字程度の記述問題が5題ですから、合不合判定の方が明らかに易しいです。
したがって、国語に限れば、合不合判定テストは、四谷大塚偏差値60以上の難関校に当てはまりが悪そうです。逆に、SAPIXオープンは、60未満の中堅校で当てはまりが悪いでしょう。志望校に応じて、他塾の模試や過去問も組み合わせて、実力・合格可能性を見極めることをおススメします。