SAPIXテスト物語文「女子の心情把握」は男子に不利?②

前回ブログ①に続いて、SAPIXテスト物語文「女子の心情把握」です。物語文で問われるのは「登場人物の心情変化」ですから、これを丁寧に追いかけなければなりません。6年生4月のマンスリーで出題された『給食アンサンブル』を例に説明します。

 

主人公の女子中学生は、過去への「未練」からクラスメイトに「心を開けず」、「意地」を張って「自己嫌悪」に陥ります。一方、クラスメイトは、主人公に「裏切られ」たと「怒り」を感じ、「意地悪」を言ってしまって「後悔」します。そして最後には、仲直りしたい本音を「素直」にあらわし、お互いを「大切」に思うのです。

 

目まぐるしく変化する2人の心情を見逃さないように、直接あらわされる言葉だけでなく、暗示する描写にも「線引き」します。特に最近の物語文は長いので、線引きした目印がないと、解答の根拠を素早く見つけられないでしょう。時間が足りずに、勘と記憶で適当に答えると、得点できなくなってしまいます。

 

テスト解説で「読めていればできるはず」という説明を聞くことがありますが、それでは解説になっていないと思います。子供には、どのように手を動かして読むか、具体的に伝えなければなりません。一つ一つの動作の積み重ねが、国語の得点力アップにつながるのです。

「物語文の『線引き』のポイントは?」をご参照ください。)