『二月の勝者』最新刊の見どころ

『二月の勝者』の最新刊(第19集)について、作者の高瀬志帆さんが見どころを語っていました(該当記事)2月3日終了時点で、合格のない2人の生徒が、やっと自分の意思を言えた。それを親がようやく認めていく。我が身に起こるのは絶対に避けたい、極限の状況が描かれています。

 

2月3日までに「進学先決定」が7割で、3割は「発表待ち」か「受験継続」とのこと。2月4日以降の受験は、雰囲気も一変し、気力・体力ともに厳しいものになります。本人だけでなく、家族も巻き込み、追い詰められた心理状態で臨む姿に、胸が締めつけられます。

 

同じ難易度の学校を受け続けるのは、全合格か全落ちとなる「危険な賭け」です(「合格率50%を4校受けたら2勝2敗になる?」をご参照ください)。1月に入ると模試がなくなり、受験者集団における自分の「立ち位置」が見えなくなります。最後の1か月は、過去問演習を頼りに、暗闇を突き進むことになるのです。

 

どこかに合格した体験を持たずに中学受験を終わると、子供の心に傷が残ります。期待した成績に届かず、中学受験を途中で止める場合も要注意です。また、1月入試で合格を体験することは、2月入試に向かう心理状態に、大きなプラスとなります。受験校選びは、幸せな中学受験とするための「最大の要素」かつ「最後の仕上げ」ですから、親の責任で慎重を期してください。